Lステップ上級編！理解を深めて使い方をマスターしよう

LINE公式アカウントの機能を拡張したツールである「Lステップ」。始めてみて、その便利さに驚いている方も多いかもしれません。今回は、すでに「Lステップ」のサービスを利用している方に向けて、上級者向けの応用的な使い方をご紹介していきたいと思います。上級編をマスターすれば、さらに便利になりますので、最後まで読んでみてください。

テンプレート機能を使う

テンプレート機能は、配信するメッセージを事前にテンプレートとして設定しておく機能で、一度登録してしまえば、同じメッセージを何度も使いまわすことが可能です。

メニューバーを開くと、「テンプレート」のボタンがありますので、そこから登録ができます。

■テンプレートの種類

メニューバーからテンプレートに進むと「新しいテンプレート」「カルーセル作成（新）」「パック作成」の3つから選べるようになっています。それぞれの詳細は以下のとおりですので、必要に応じて使い分けるとよいでしょう。

・新しいテンプレート：シナリオ配信のメッセージと同じものを1通作ることができる
・カルーセル作成（新）：シナリオ配信のものよりさらに便利になったカルーセルを1つ作ることができる
・パック作成：複数のメッセージをパック化できる

■テンプレートを使うメリット

テンプレートを活用すると以下のようなメリットがあります。

・登録したメッセージをコピペして使えるので、作業効率が上がる
・複数のシナリオ配信で、テンプレートを使いまわせる
・パック機能を使い、「メッセージ+画像」などをセットで配信することで、配信回数を減らせるのでコスト削減になる
・カルーセル作成を使い、自走式アンケートやシナリオ分岐ができる

自動応答機能を使う

自動応答を設定しておくと、読者から特定の文字列が送られてきた際に、自動で返答できます。メニューバーから「自動応答」をクリックして設定していきますが、自動応答の設定には4つのステップがありますので、順番に確認していきましょう。

■１．キーワード設定

はじめに設定するのは、自動応答機能が反応するキーワードです。文字列の一部が入っていれば反応するように設定することもできますが、バグが起こる可能性が高くなるため、基本的にはマッチ方法を「完全一致」にしておいたほうが無難でしょう。

■２．時間帯設定

次は、反応する時間帯の設定をしていきます。曜日ごとや細かい時間帯の設定も可能です。

■３．絞り込み・反応条件の設定

3つ目に設定するのは、自動応答が反応する条件です。振り分けをしたい場合は、タグや友だち情報を使って設定しましょう。

■反応時のアクション設定

最後は、反応したときにどのようなアクションを起こすかを設定します。こちらの設定を忘れてしまうと、自動応答機能が何も反応を示しませんので、注意が必要となります。

流入経路分析機能を使う

流入経路分析機能は、プロプラン以上しか使えない機能ですが、効果のある発信媒体が、一目ではっきりとわかる優れものです。Lステップでは、登録者を増やすために多くの場合、SNSやHPなどで拡散しますが、そうした複数の流入経路ごとに、どのような人が何人登録したのかを計測できます。メニューバーから、「流入経路分析」をクリックして新規作成し、「Twitter流入」や「広告流入」などのタグを作っておきましょう。

また、複数の流入経路を記録してしまわないために、「アクションの実行」の欄は「初回の友だち追加時のみ」に設定しておくことをおすすめします。何度発信しても、まったく流入してこない媒体は早々に切り上げて、効果のある媒体に力を入れることができるので、無駄を省くことが可能です。流入経路分析機能を使って、自分に合った発信プラットフォームを判別しましょう。

クロス分析機能を使う

Lステップを使って収集した2つ以上のデータをクロス分析機能で掛け合わせることにより、より精度の高いデータを出すことができます。たとえば、顧客の中から「30代男性の人数」が知りたいときには、「30代の人数」と「男性の人数」のデータを掛け合わせ、「30代男性の人数」を導き出すことが可能です。

持っているデータを入れ替えていくことによって、さまざまなデータを掘り下げて見ていくことができるので、顧客からたくさんのデータを集めておくとよいでしょう。ただし、この機能もプロプラン以上でしか使えないようなので注意してください。

まとめ

今回は、Lステップの上級編として、テンプレート機能・自動応答機能・流入経路分析機能・クロス分析機能の4つの機能について解説してきました。プロプラン以上でなければ利用できないものもありますが、間違いなく役立つ機能ばかりのようです。無駄な作業を省くことができるので、作業効率アップを期待できるでしょう。ぜひこの機会に、今回ご紹介した4つの機能を設定してみてください。