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IT導入補助金を活用してLステップを導入しよう!申請・手続きの方法は?

公開日:2023/02/15   最終更新日:2023/02/21


少子高齢化による人材不足から、ITツールを導入して作業の自動化や業務の効率化をすることが求められています。そのため、ITツールの導入を目指し、IT導入補助金の活用を検討している中小企業は多いのではないでしょうか。そこで今回は、IT導入補助金とは何なのか、申請・手続きの方法、採択結果や採択率について解説します。

IT導入補助金とは

IT導入補助金とはどのような制度なのでしょうか。ここでは、IT導入補助金について解説します。

IT導入補助金とは

IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者を対象とした、自社が抱える課題やニーズを解決するために、ITツールを導入する際の経費の一部を補助してくれる制度です。補助額は通常枠で、A類型が30万~150万円未満、B類型が150万~450万円以下です。どちらも補助率は50%となっています。通常枠のほかに、セキュリティ推進対策枠、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)(複数社連携IT導入類型)があります。

Lステップが対象ツールに認定

Lステップとは、ビジネス用のアカウントであるLINE公式アカウントを活用して、集客やマーケティングをするツールです。このLステップが、IT導入補助金の対象ツールに認定されました。Lステップの全プランが通常枠A類型に該当し、申請して一定の基準を満たせば、30万~150万円未満の補助が受けられます。

IT導入補助金の活用方法

IT導入補助金の活用方法は、たとえば今まで人が行ってきた単純作業の反復を、ロボットによる業務自動化である「RPAツール」を導入することで自動化でき、人材不足の解消が可能です。

また、社内の情報共有やコミュニケーションを円滑にするツールである「グループウェア」を導入することで、業務の効率化が図れます。ほかにも、前述したLステップを導入すれば、顧客に合わせたメッセージの送信や顧客管理ができます。

スムーズに進めよう!IT導入補助金の流れとは

IT導入補助金の申請や手続きはどうすればスムーズに進むのでしょうか。ここでは、IT導入補助金の流れを解説します。

導入したいITツールとIT導入支援事業者の選定

IT導入補助金について理解したうえで、自社の課題を洗い出し、課題を解決できるITツールとIT導入支援事業者の選定をします。この段階でITツールを契約してしまうと、補助金の対象外となるため注意が必要です。

「gBizIDプライム」アカウントの取得と「SECURITY ACTION」の実施

IT導入補助金の交付申請には、gBizIDプライムのアカウントがなくてはなりません。アカウントを取得していない場合は、gBizIDのホームページから2週間ほどで取得できます。

また、交付申請する際は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施するSECURITY ACTIONの宣言も必要です。交付申請する企業が、情報セキュリティ対策に取り組むことを宣言する制度で、交付申請時に宣言済アカウントIDを入力します。

交付申請

交付申請は、IT導入支援業者と共同で作成し提出します。IT導入支援事業者から「申請マイページ」の招待を受けたら、基本情報や導入するITツール情報、事業計画値などを入力し事務局へ提出します。

ITツールの発注・契約・支払い

事務局から「交付決定」を受けたら、ITツールの発注、契約、支払いを行うことが可能です。

事業実績報告

交付決定後に、実際にITツールの発注、契約、支払いを行ったことが分かる書類を提出します。

補助金交付手続き

事業実績報告が完了すると、申請マイページで確定した補助金額の確認ができ、確認をした後に補助金の交付です。

事業実施効果報告

定められた期間内に、補助金が交付された企業が申請マイページから、事業実施効果報告に必要な情報を入力し、IT導入支援事業者が確認後、提出してすべて完了です。

気になるIT導入補助金の採択率・採択結果は?

IT導入補助金の採択結果は、締め切りから約1か月後に発表されます。自社の採択結果を確認するには、IT導入補助金の公式サイトの交付決定事業者一覧から確認可能です。また、2022年度のIT導入補助金の平均採択率は66.4%となっています。枠別では、通常枠が55.9%とあまり採択率は高くありませんが、デジタル化基盤導入枠は85.5%と高い採択率です。

採択率は、IT導入支援事業者によって左右される傾向があり、サポートの質によって判断されます。そのため、なるべく支援実績が豊富な支援事業者を選ぶことで採択される確率が上がるでしょう。不採択となる主な理由には、書類の不備や、申請理由からITツールの必要性を感じないこと、そもそも申請内容が補助の対象外であることなどが多いようです。

まとめ

IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者を対象とした、自社が抱える課題やニーズを解決するために、ITツールを導入する際に経費の一部を補助してくれる制度です。IT導入補助金の申請や手続きの流れは、事務局が認定する「IT導入補助金支援事業者」へITツールの導入や構築など依頼を行い、交付申請に必要な「gBizIDプライム」アカウントの取得と「SECURITY ACTION」の実施をします。交付申請後にITツールの発注・契約・支払いが可能です。交付決定後に、事業実績報告をし、補助金交付手続き、事業実施効果報告をして完了です。IT導入補助金の採択結果は締め切りの約1か月後で、採択率は平均で66.4%となっています。

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