意外と知らない！LステップとLINE公式アカウントの違いとは？

LINE公式アカウントは、企業や店舗が顧客に対し情報発信を行うなどしてビジネスに活用されるアカウントです。また、LステップとはLINE公式アカウントと紐つけて使用することで、機能を追加できる便利なツールです。今回の記事では、LステップとLINE公式アカウントの違いやLステップを使用するメリットなどについて解説します。

LステップはLINE公式アカウントと何が違う？

LINE公式アカウントとLステップの主な違いは3点あります。

■データ収集・分析能力

Lステップでは顧客の細かな情報を分析し、データ化する能力があります。一方、LINE公式アカウントでもデータの収集は可能ですが、Lステップのような詳細なデータを収集することはできません。

たとえば、配信した情報の精読率やリッチメニューのタップ率、流入経路の特定、個別アンケートの結果確認などはLステップでしか情報収集を行うことができません。つまり、Lステップを使用することで顧客の情報を細かく知ることができるため、今後の配信内容などの戦略を立てやすくなります。

■配信オプションの内容

Lステップを活用することで配信内容も細かく設定できます。LINE公式アカウントでは、カードタイプのメッセージ配信ができないことや配信内容を顧客ごとに設定できない、反応率のデータを見ることができないなどのデメリットがあります。さらに、配信内容がいつも同じであると顧客も飽きてしまい見なくなる可能性があります。

一方、Lステップではカルーセルを使った内容分岐や回答フォームを使ったアンケートLP、セグメント機能を使った個人に最適化した配信など多彩なオプションがあり、配信内容を工夫できます。

■提供できるコンテンツの種類

LINE公式アカウントでは複数の訴求を交えて配信することが難しく、1つの商品を1つの方法で売っていくスタイルが基本となっています。つまり、複数のコンテンツから最適な1つを紹介したい場合や顧客の趣味趣向に合わせて訴求をしたい場合は、LINE公式アカウントのみでは対応できません。

そこで、Lステップを活用することで提供できるコンテンツの種類が増加します。そのため、最適なコンテンツを絞り込むことや、複数の商品から選択できるようにすることが可能です。また、顧客の趣味趣向に合わせた個別配信も対応できます。

Lステップを使用する利点

■メルマガよりも到達率が高い

メルマガの到達率は一般的に10～30%といわれています。つまり、配信を行っても開封されるとこなく削除されるケースが非常多い傾向にあります。

しかし、LINE公式アカウントで配信を行う場合、ブロックされている場合を除いて到達率はほぼ100%というデータがあります。さらに、Lステップを活用することで顧客に合わせて配信を行うことができるため、到達後のクリック率や成約率を高める効果があります。

■コスト削減

Lステップを使用するには月額2,980円〜の費用が発生します。LINE公式アカウントのみの利用であれば無料で使用できるため、余計なコストがかかると考えられがちです。しかし、Lステップは友だちの属性を絞ってメッセージを配信できるメリットがあります。

つまり、Lステップを利用することで、LINE公式アカウントでは1,000件の配信が必要な場面でも属性を絞って100人への配信を行うことで配信数を抑えるこが可能です。結果的にLステップを活用することで効果的な配信を行える上にコスト削減につながる場合があります。

■ユーザーの行動がわかる

Lステップではお友達登録されたアカウントの行動を可視化できます。たとえば、友達が配信した動画を見たか、メッセージに反応しているのか、どのイベントに申し込みを行ったかなどです。細かな情報を分析できる点はLステップのメリットです。

Lステップはどんな人におすすめ？

実際にLステップはどのような人におすすめか紹介します。まず、運用コストを削減したいと考えている方におすすめです。たとえば、予約管理機能を使用し自動で友達の予約管理を行うことが可能です。そのため、予約の電話やメッセージで人時を取られることがありません。その他にもさまざまな活用方法があり、金銭的なコストに加えてスタッフの負担軽減につながります。

また、配信コストを減らしたい場合もLステップがおすすめです。LINE公式アカウントでは、配信するメッセージ数によって料金プランが異なります。友達の数が増加するほどコストがかかる仕組みになっています。一方、Lステップでは友だちの属性を絞った配信ができます。友達の数が増加しても属性を絞って配信できるため、無駄な配信を減らしてコストダウンできます。

さらに、LINE登録者の情報を分析したい場合にもLステップの導入がおすすめです。Lステップでは、メッセージ内で送ったURLのクリック数を計測できる機能やHP・ブログへのアクセス遷移数、商品購入率、サイト滞在時間、動画視聴時間などを細かく分析できるクロス分析など、マーケティングに必要な分析機能が備わっています。Lステップで得た情報を元に配信を工夫するなど活用方法はさまざまです。情報を活用することで売り上げアップが期待できます。

まとめ

LINE公式アカウントは企業や店舗の情報配信ツールとして広く活用されています。そして、LステップをLINE公式アカウントとセットで利用することでさまざまなメリットがあります。Lステップを利用するには月額の費用が発生しますが、運用コストの削減や配信コストの削減、お友達登録しているユーザーの情報を細かく知るためには非常に便利なツールです。